腎臓内科【腎センター】
Nephrologyライフサイクルに応じた、
全身血管病の視点
からの腎臓病治療
腎臓病の早期発見・早期診断・早期治療を心がけ、専門的に確定診断し、適切な治療を提供し進行を防ぐこと、そして、腎機能に応じて、腹膜透析PD・血液透析HD・腎移植(九州大学腎移植チームと連携)といった治療の選択肢を提示できる、患者さんのライフスタイルに合わせた治療法を提供しています。慢性腎臓病は、狭心症、心筋梗塞などの虚血性心臓病や脳卒中、そして閉塞性動脈硬化症など全身血管病の共通の危険因子としてその予防や適切な治療が急務となっている領域でもありますので、腎臓病の治療の第一は全身管理と考え、循環器内科、心臓血管外科、脳神経外科、血管外科など各診療科と協力しながら診療を行っています。腎代替療法に関して当科では、透析が必要となった際に腹膜透析PDからの開始を勧める「PDファースト」ポリシーを掲げています。当科では、2008年よりこの方針を取り、透析導入患者の40-50%は腹膜透析PDを選択され、2014年5月現在、220名に外来腹膜透析PDを行っています。