放射線科
Radiology
主任部長
上田 浩之
Profile
- 日本医学放射線学会 専門医 研修指導医
- 日本インターベンショナルラジオロジー学会 専門医 指導医 代議員
- 日本腹部放射線学会
- 日本腹部救急医学会
- 日本血管内治療学会
- 日本小児放射線学会
- 医学博士
IVR(インターベンショナルラジオロジー、画像下治療)と画像診断を行います。画像診断は全身について行っておりますが、特に急性・救急疾患の診断を専門にしております。IVRは血管系、非血管系を問わず、患者さんの役に立つ手技であれば可能なものは何でも行います。
当科で施行可能な主なIVR
- ●血管系IVR
- ・出血(後腹膜出血や内視鏡的治療が困難な消化管出血など)に対する塞栓術
- ・喀血に対する気管支動脈塞栓術
- ・ステントグラフト関連の塞栓術、エンドリークの塞栓
- ・内蔵動脈瘤(腎臓や脾臓など)や動静脈瘻、動静脈奇形(腎臓、肺、骨盤など)の塞栓
- ・腫瘍に対する塞栓術、動注
- ・腸管虚血に対するIVR
- ・門脈系のIVR
- ●非血管系IVR
- ・画像ガイド下生検
- ・膿瘍ドレナージ
上記以外でも可能な手技があります。
患者さんと直接お目にかかることは多くはないのですが、画像診断・IVRを通じてより良い医療を提供することができるように努力しております。現在のところ外来を行っておりませんが、特にIVRについて直接話を聞いてみたい場合には、担当の先生を通してご相談ください。

部長
内山 大治
Profile
- 日本インターベンショナルラジオロジー学会 専門医 指導医
- 日本医学放射線学会 専門医 研修指導医
- 日本核医学会 PET核医学認定医
- 日本乳がん検診精度管理中央機構 健診マンモグラフィ読影認定医
- 肺がんCT健診認定医
- 医学博士


画像診断とインターベンショナルラジオロジー (画像下治療)を専門としています。
医療の質向上のため、的確な画像診断はもとより、被曝や侵襲性など各検査法の特徴を考慮して、適切な検査法、撮像方法や部位を決定・推奨することなどを行い、病気の予防や発見、適切な低侵襲治療へつながるよう目指します。技術の発展に伴い放射線医学の進歩は目覚ましく、以前は診断が困難であった病気も、画像診断がきっかけで適切な治療につながることも増えてきています。学会や論文などで最新の知見を取り入れるとともに、これらは情報源の一つに過ぎないことを認識して、我々の経験や技量、患者さんの価値観や環境などを総合的に判断して最良と考えられる医療が提供できるように努力していきます。

副部長
村木 宏一郎
Profile
- 副部長
- 日本医学放射線学会/日本放射線腫瘍学会 放射線治療専門医
- 日本専門医機構認定 放射線治療専門医
- 日本医学放射線学会 研修指導医
- 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
- 日本乳がん検診精度管理中央機構 健診マンモグラフィ読影認定医
- 日本頭頸部癌学会
- 前立腺癌密封小線源永久挿入治療研究会
- 日本緩和医療学会
- 医学博士
放射線治療を専門としています。
高精度治療に対応した放射線治療装置を駆使して、頭蓋内・頭頚部・体幹部・四肢にかけてあらゆる領域の照射を根治照射から緩和照射まで幅広く実施しています。
放射線治療技術の進歩は目覚ましく、放射線腫瘍医はImagingという技術を駆使して、目に見える標的に意識を向けていきます。可視化できる病巣(標的)に集中するあまり、時として病気のみに焦点が当たりがちです。
しかし、病と対峙する前に、我々の目の前には一人一人の人生を持つ患者さんがいることを忘れてはなりません。「病気のみぞ見るな、患者を診よ」の精神を胸に、患者さんの人生観や価値観を大切にし、その方らしさを尊重しながら、最善の放射線治療を提供できるように努めてまいります。
科学的根拠に基づく医療(Evidence-Based Medicine:EBM)を基盤としながらも、エビデンスのみでは解決できない難題も、臨床経験(Experience-Based Medicine)と、患者さんとの対話(Narrative-Based Medicine)を通じて、一緒に克服していきましょう。

副部長
山本 浩大郎
Profile
- 日本医学放射線学会
- 日本IVR学会 専門医
- 日本救急医学会 専門医
透視、CTなどを用いた画像下治療を専門としています。画像診断に関しては腹部領域を中心に読影しています。
救急医療の経験を経て放射線科医となりました。救急では一つの専門によらない幅広い知識を必要とするため、その経験は読影や治療方針を決める上で役立つものと考えております。doctor's doctorとも言われる科で患者様と接する機会の少ない科ではありますが、読影を通じて間接的に、画像下治療を通じて直接的に、故郷である北九州市の医療に貢献できればと思います。