治療実績
932件
(2024.8.31現在)
世界最小サイズのカプセル型リードレスペースメーカを導入
不整脈について
心臓は一定のリズムで収縮と拡張を繰り返し、1日10万回拍動して全身に血液を送り続けています。このポンプが休んでしまったり、一次的に止まってしまうと、「めまい」や「失神」「心不全」が起こってしまいます。 この病気(洞不全症候群、房室ブロック)が起こってしまったときの治療がペースメーカです。ペースメーカが必要になるおもな不整脈は、脈が遅い方です。長い間(5秒前後以上)心臓が止まったりすると、ふらつき、失神、息切れなどが起こります。
ペースメーカは心臓に異常が発生すると、心臓の状態に応じてどのような治療をすべきかを判断し、必要ならば電気パルスを心臓へ送り、心臓を刺激します。これまでのペースメーカは、鎖骨の下を4cm程度切開し、本体が入る皮下ポケットを作成します。リード線を右心室と右心房に挿入し、リード線と本体を接続していました。
リードレスペースメーカとは?
リードレスペースメーカは、カプセル型で本体を皮下に植え込むのではなく、カテーテルを用いて心臓内に送り込み、小さなフックで直接心壁に取り付けられ、先端の電極を通じて電気刺激を送りペーシングを行います。従来のペースメーカは、外科手術で皮下ポケットを設けて装置を植え込み、静脈を通して、リードを心臓内に留置する必要があります。リードレスペースメーカは、このような皮下ポケットもリードも不要なため、それらに関連した合併症のおそれがありません。また、外科手術による胸部の傷もなく、外からは装置のふくらみもないため、装置を意識することなく生活できます。
リードレスペースメーカー治療
最新のリードレスペースメーカーについて
リードレスペースメーカ実施医2名在籍
診療部長 主任部長 安藤 献児
- ・日本内科学会 認定医 総合内科専門医 指導医
- ・日本循環器学会 専門医
- ・日本心血管インターベンション治療学会 専門医
- ・植え込み型除細動器・ペーシングによる心不全治療 登録医
- ・日本不整脈心電学会 専門医
- ・日本心臓リハビリテーション学会
- ・外国人医師臨床修練指導医
- ・日本心不全学会
- ・日本高血圧学会
- ・日本心臓病学会
- ・京都大学臨床教授
副部長 永島 道雄
- ・日本内科学会 専門医 認定医
- ・日本循環器学会 専門医
- ・日本心血管インターベンション治療学会 認定医
- ・日本不整脈心電学会 専門医
- ・植え込み型除細動器・ペーシングによる心不全治療 登録医
- ・経皮的リード抜去術者認定