シェアする

もどる

ADOⅡ

動脈管開存症とは?

動脈管は赤ちゃんがお母さんの体の中にいるときには必要な構造ですが、通常は生後48時間以内に動脈管は縮んでほとんど血液が流れなくなります。そして、数週間もすると完全に閉じてしまいます。自然閉鎖せずに肺動脈と大動脈がつながったままの状態になると、大動脈から動脈管を通って肺動脈の方に血液が流れ込むようになるため、肺動脈の血液量、また左心房・左心室に戻ってくる血液量が増加して、心臓に負担が生じます。太い動脈管だと、子供のうちに症状が出てきます。太くない場合は、気がつかれずに大人になりますが、長期間にわたって心臓に負担がかかるので、息切れ、動悸、心不全を生じることがあります。また、心内膜炎(細菌が動脈管周囲に感染すること)の危険性があります。

動脈管開存症へのカテーテル治療

カテーテルを用いて閉鎖栓を運び動脈管開存を閉鎖します。対象となる患者さんは以下のとおりです。

  • ・心エコーやCTなどの画像検査により動脈管開存症と診断された方
  • ・動脈管の最小径が2mm以上12mm以下であること
  • ・大動脈縮窄症などの動脈管開存以外の外科治療を必要としない方

医師の紹介

循環器内科 部長 白井伸一

現在は大動脈弁狭窄症、心房中隔欠損、僧帽弁狭窄症などのStructural Heart Interventionを専門としています。
特に大動脈弁狭窄症にたいしての経カテーテル大動脈弁植込み術は大腿部アプローチの術者をしております。

受付時間 (診察開始8:30~)
新患/8:10~11:00 再来/8:10~11:30
*詳しくは各診療科案内の外来医師担当表をご確認ください。
休診日
土・日曜日、祝日、年末年始

〒802-8555
福岡県北九州市小倉北区浅野3丁目2-1

093-511-2000(代表)