看護部

Nurse

【看護部長挨拶】

副院長 兼 看護部長

後藤 明子

  • ・認定看護管理者
  • ・キャリアコンサルタント
  • ・産業カウンセラー
  • ・認定看護管理者
  • ・キャリアコンサルタント
  • ・産業カウンセラー

質の高い看護が実践できる看護師の育成

2020年1月より看護部長として就任いたしました。小倉記念病院は、北九州に根差す地域支援病院として高度急性期を担っており、地域の方々から、安心で安全な質の高い看護ケアの提供が求められております。看護部は看護職員のライフサイクルにあわせたより良い環境を整備し、質の高い看護が実践できる看護師の育成に努めています。看護部の理念の中には「人を大切にする心を醸成する」という思いがあります。創立100周年を超える病院で、諸先輩方が築かれた看護の根底には、時に患者・家族・地域の方々そして自分の家族や友人など取り巻く「ひと」に、しなやかにそして優しく接し、寄り添うことだと私は考えております。小倉記念病院の看護師一同、周囲への感謝や思いやりを持って寄り添うことが出来るよう、更なる発展と地域への貢献に努めてまいります。

高い技術と優しい心の看護

【看護部理念】

  1. 看護知識の習得と看護技術の習得に努めます。
  2. 患者さんのプライバシーを尊重し、誠意ある対応に努めます。
  3. 患者さんのためにチーム医療の充実に努めます。
  4. 患者さんの療養環境を整備すると共に安全に努めます。
  5. 地域との連携を密にし、看護活動を通して地域への貢献に努めます。

心臓血管病棟

5階

低侵襲で治療が行われるようになり、治療の選択肢が多様となる中、治療法への理解、その後の支援など細やかな関わりが必要とされています。

病床数

30床

収容科

循環器内科

主な疾患

心不全

看護体制

7対1看護、固定チームナーシング

セミCCU

ICU・CCUの後方病棟として、集中治療室と同様の設備体制の中、重症患者さんを受け入れています。

病床数

20床

収容科

循環器内科、心臓血管外科、血管外科

主な疾患

重症心不全、弁膜症、虚血性心疾患、心筋症、解離性大動脈瘤、不整脈

看護体制

7対1看護、ペアナース制

6階

心臓手術を受ける患者さんは様々な合併症を持ち、高侵襲な手術を受けるため、新しい技術と知識を常に学ぶことが必要とされています。

病床数

50床

収容科

心臓血管外科

主な疾患

弁膜症、冠動脈疾患、大血管疾患

看護体制

7対1看護、固定チームナーシング、ペアナース制

7階

糖尿病性腎症による血液透析を受けている方や、コンプライアンス不良の方が多く、看護師は全身管理ができる高い知識や、信頼関係を構築できるコニュニケーションスキルが求められる。

病床数

50床

収容科

血管外科、循環器内科(末梢血管治療分野)

主な疾患

閉塞性動脈硬化症、急性動脈閉塞、腹部大動脈瘤、下肢静脈瘤

看護体制

7対1看護、ペアナース制

8階

虚血性心疾患に対し、冠動脈造影検査や経皮的冠動脈形成術を受ける患者さんを主に受け入れ、更に弁膜症や、心筋症などあらゆる循環器疾患の入院を受け入れて、最先端の医療を提供している病棟です。

病床数

50床

収容科

循環器内科

主な疾患

狭心症、急性心筋梗塞、慢性心不全、解離性大動脈瘤、弁膜症、心筋症、伝導障害、閉塞性動脈硬化症、心タンポナーデ、肺塞栓、感染性心内膜炎

看護体制

7対1看護、固定チームナーシング、一部ペアナース制導入

9階

不整脈疾患を専門とする病棟です。看護師はCA・デバイス・リード抜去&BLSチームに分かれて、生活指導や急変時のシミュレーション等を行い専門性の向上維持に努めています。

病床数

50床

収容科

循環器内科

主な疾患

不整脈、伝導障害、虚血性心疾患、狭心症、弁膜症

看護体制

7対1看護、固定チームナーシング、一部ペアナース制導入

外来

外来1

当院では循環器疾患と脳神経外科疾患の患者さんを積極的に受け入れています。また、心臓カテーテル室は6室あり、毎日約40件前後の多種多様な検査・治療を他職種で行っています。看護師は、治療歴・ADL・既往歴・アレルギーの有無など情報収集を行い、検査・治療が安全・安楽に行えるように介助しています。

部門

救急室、カテ室、アンギオ室、放射線科

外来2-1

毎日の全外来患者数は約800~1200名で、中央化された処置室、点滴室と各科と連携をとりながら、基本スケジュール表と中央処置室連絡用紙を活用し患者さんの情報交換を密にして、患者さんの安全、安心に配慮して看護を行っています。

部門

総合内科、専門内科(呼吸器内科、糖尿病内分泌代謝内科、血液内科)、脳卒中センター(脳神経外科、脳神経内科)、形成外科、皮膚科、耳鼻咽喉科頭頸部外科、眼科、外来化学療法室、外来中央処置室

外来2-2

がんの告知・術後の経過観察や化学療法を受ける患者さんの精神面、身体面の変化を早期に察知し、診療に繋げています。内視鏡室は早期がんの切除やERCP・小腸内視鏡・透視下検査・治療が行われています。

部門

消化器内科、外科、整形外科、婦人科、内視鏡室

外来3

腎臓・泌尿器科生殖器領域における診断と治療、腎不全に対する透析療法(血液透析・腹膜透析)の管理を行っています。その他、透析患者に関する合併症治療や特殊な血液浄化法(血漿交換・白血球除去療法・エンドトキシン吸着療法・LDL吸着)なども行っています。

部門

腎臓内科、泌尿器科、透析室

心臓血管病センター外来

慢性心不全の患者さんやご家族を対象に、生活習慣・食事習慣・運動習慣改善のため、外来心不全指導、外来心臓リハビリなどを行っています。心臓血管外科、血管外科においては、術前・術後の看護を提供しています。

病床数

循環器内科、心臓血管外科、血管外科

集中治療室

ICU

麻酔科管理の下、外科系手術症例、全科の全身管理を必要とする重症患者さんの管理を行っています。人工呼吸器、PCPS、IABP、CHDFなど、高度な生命補助装置を駆使し、対応しています。

病床数

20床

収容科

集中治療が必要な全診療科

主な疾患

虚血性心疾患、弁膜症、心筋症、急性大動脈解離、不整脈、脳卒中、未破裂脳動脈瘤、脳腫瘍、内頚動脈狭窄症

看護体制

2対1看護

CCU

生命の危機的状況にある患者さんに早期に回復して頂けるよう、知識、技術の向上が必要です。全身麻酔術後の患者さんや循環器疾患(急性心筋梗塞、重症不整脈、急性心不全)の急性期にある患者さんの看護行う病棟です。

病床数

20床

収容科

全診療科(脳神経外科以外)

主な疾患

不整脈、急性心筋梗塞、不安定狭心症、閉塞性動脈硬化症、心不全、肺炎

看護体制

4対1看護、ペアナース制

手術室

手術室

看護師は3チームに分かれ、其々にチームリーダーを配置し、日々、専門的な手術看護を提供していす。夜間休日は、手術当番がオンコール体制で業務に当たり、緊急手術の対応を行っています。

病床数

13室、14手術台
(うちハイブリッド手術室2室)

収容科

心臓血管外科、血管外科、外科、呼吸器外科、婦人科、泌尿器科、脳神経外科、整形外科、眼科、耳鼻咽喉科、形成外科、循環器内科、腎臓内科、血液内科

看護体制

14診療科を3チームに分けて担当

総合病棟

5階

病棟の特徴:外科系と内科系が混在しており、周術期から急性期や回復期と多岐にわたる病状に対応できる看護の提供が求められます。腎臓内科の腹膜透析管理患者さんが多く、脳神経内科ではパーキンソンや神経炎など薬物治療が中心で治療期間が長く、継続的なかかわりが重要です。

病床数

60床

収容科

腎臓内科、脳神経外科、脳神経内科、循環器内科

主な疾患

腎炎・腎不全・ネフローゼ症候群・多発性硬化症・パーキンソン病・重症筋無力症・

看護体制

7対1看護、固定チームナーシング、ペアナース制

6階

脳神経外科・脳神経内科を専門とした病棟で、同フロアに脳卒中ケアユニット(SCU)を併設しており、脳神経外科領域の手術前後、検査入院や脳卒中等の緊急入院の受け入れ及びSCUの後方病棟としての役割を担っています。

病床数

39床

収容科

脳神経外科、脳神経内科

主な疾患

脳卒中亜急性期、脳血管障害、脳腫瘍の術前・術後

看護体制

7対1看護、ペアナース制

SCU

脳卒中専門ユニットとして、脳卒中の超急性期にある患者さんを収容しています。迅速な診断と治療方針の決定、個々の病態に対応した最適な治療の開始、重篤化回避のための看護が求められる集中治療室です。

病床数

15床

収容科

脳神経外科、脳神経内科

主な疾患

脳卒中(脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血)、脳血管障害

看護体制

3対1看護、ペアナース制

7階

周術期、急性期、慢性期、終末期に至るまで入退院を繰り返す患者さんも少なくありません。無菌室では造血幹細胞移植が年間約30~40症例行われており、患者さん本人と家族も含めた社会面・精神面・身体面の支援と症状緩和に対する専門性の高い看護が求められる病棟です。

病床数

50床(うち15床無菌室)

収容科

血液内科、耳鼻咽喉科・頭頸部外科

主な疾患

急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、慢性リンパ性白血病、悪性リンパ腫、中耳炎、咽頭がん、喉頭がん

看護体制

7対1看護、ペアナース制、固定チームナーシング、2チーム制

8階

眼科や整形外科の手術を受ける患者さんと呼吸器内科の化学療法を受ける患者さんや終末期の看護を行う病棟です。循環器疾患を有する患者さんや透析患者さんなどのハイリスクな例も多いため、血行動態や水分管理、薬物療法などの知識も必要です。

病床数

50床

収容科

眼科、呼吸器内科、整形外科、脳神経外科、脳神経内科

主な疾患

白内障、網膜剥離、大腿骨頸部骨折、肺癌、細菌性肺炎、脳梗塞、脳出血、

看護体制

7対1看護、ペアナース制

9階

外科の周術期看護やターミナル患者さんの緩和ケアなど、多様な看護が求められる病棟です。術後の患者さんの約半数は病棟に直帰となるため、入院時から急性 期、回復期までのすべての状況においての看護実践能力が必要となります。

病床数

50床

収容科

外科・呼吸器外科、消化器内科、麻酔科

主な疾患

悪性腫瘍、良性疾患(胆石症、ヘルニア、炎症疾患、イレウスなど)

看護体制

7対1看護、ペアナース制

10階

早期胃がんや早期大腸がんなどに対して治療内視鏡を積極的に行っています。緊急で入院治療を必要とされる患者さんが多く迅速さが求められる一方で、慢性疾患やがん治療など長期的な経過を看るなど幅広い知識が必要です。

病床数

50床

収容科

消化器内科、麻酔科

主な疾患

悪性腫瘍、良性疾患(胆石症、ヘルニア、炎症疾患、イレウスなど)

看護体制

7対1看護、ペアナース制、小チーム固定制

11階

外科的治療を受ける患者さんや抗がん剤を受ける患者さん、がん性疼痛コントロールを行っている患者さんを主 に受け入れています。

病床数

50床

収容科

泌尿器科、婦人科、形成外科、皮膚科、糖尿病内科

主な疾患

悪性、良性腫瘍、前立腺肥大、 子宮筋腫、糖尿病

看護体制

7対1看護、ペアナース制

新人さんの1年間・ローテーション研修・新採用者集中技術研修 (新人教育年間プログラム)

新人さんの1年間 (新採用者研修年間予定表はこちら)

3月下旬
・入職前オリエンテーション
病院・看護部の方針や体制の説明、配属先の発表、ユニフォーム合わせ、事務手続など入職前の準備。
・採用式
・紹介カード
4月
・新採用者集中技術研修開始(4週間)
看護記録・BLS・感染・接遇・食事、心電図・注射・投薬などの基本的技術を少人数単位で研修。
・新採用者合同研修
病院の方針や体制を学びます。
職種や部署を越えた同期の仲間たちと絆を深めます。
5月
・新人ローテーション研修
1〜2名1組で1週間のローテーション研修。
6月
・夜勤研修開始
患者さんの夜間の生活環境を理解します。
1〜2日の見学研修を実施。
・社会人基礎能力評価
・看護技術チェックリスト
7月
・上司との面談(メンターシップ)
3ヵ月間を振り返る面談を行います。
自身の目標や悩みなども面談で話してください。
・新採用後のフォローアップ研修開始
外部講師による研修を新採用者を全員集めて実施。
8月
・夜勤導入基準シートチェック
10月
・夜勤見習開始
先輩看護師とともに夜勤の業務を学びます。
・上司との中間面談(メンターシップ)
6ヵ月目の面談。業務遂行能力の向上度などを確認。
3月
・上司との年度末の面談(メンターシップ)
1年目最後の面接。1年間の評価。

新人ローテーション研修

新採用者が臨床現場をローテートし、基本的、総合的な看護の知識や技術を習得しています。

実施方法

  • ●研修場所/配属部署に関連の部署
  • ●研修時間/平日 8:10〜17:00
  • ●研修方法/1名ずつローテートする。
  • ●研修期間/採用年の7月から翌年の3月までに随時研修

ローテーションの
一例

心臓外科病棟配属の新人
1日目 2日目 3日目 4日目 5日目
CCU CCU OP OP 心カテ

実施方法

  • ●研修場所/配属部署に関連の部署
  • ●研修時間/平日 8:10〜17:00
  • ●研修方法/1名ずつローテートする。
  • ●研修期間/採用年の7月から翌年の3月までに随時研修

ローテーションの一例

心臓外科病棟配属の新人
1日目 2日目 3日目 4日目 5日目
CCU CCU OP OP 心カテ

新採用者集中技術研修

輸液ポンプ
電子カルテ
思考の学習
BLS

メンターシップ・プリセプターシップ

メンターシップ

経験豊富な上司による定期的な面接で精神面をサポート!

はじめて看護師として入職し、現場で業務を行うと、大きな緊張、悩み、ストレスなどに直面することになります。このような新人看護師に対して、仕事や社会経験が豊富な上司の定期的な面接を軸に、問題や悩みを聞き、現状改善や将来への道筋を一緒に考え、経験の浅い新人看護師にきめ細く心のサポートをします。

プリセプターシップ

新人一人ひとりに、固定した先輩看護師による臨床現場での支援。

プリセプターとは、新人ナースの成長を支援する人のことをいいます。当院は、支援をする者(プリセプター)と支援される者(プリセプティ)の1対1の関係を基本とし、新人の職場への適応能力を支援します。さらに、プリセプターを支援するアソシエイトナースとチームスタッフ全員でプリセプティを導いてくれるシステムとなっています。

看護キャリア開発ラダー (kokura memorial ladder)

教育の主な特徴・支援制度

教育の主な特徴

院内専門看護師育成制度

当院でのエキスパート養成を2009年度より実施。分野は「循環器」「脳神経外科」「がん」「救急」看護の4分野です。

院内留学院内研修制度

院内の看護師の育成のために配属部署以外の短期および長期の院内人材交流を実施しています。

地域で提携する看護師研修制度

急性期病院である当院と回復期病院との相互派遣研修を行っています。地域で完結するケアサイクルの実践を目指した看護師育成に取り組んでいます。

主な教育支援

◯ 休 職 制 度

認定看護師領域に関する研修を受講する際は休職が認められます。

◯ 研修支援制度

・病院からの出張 年に1回の研修・学会参加の援助 (学会発表の場合は年に3回援助)・看護部親交会からの研修受講費用支援(研修支援規約に準ずる)

◯ サポートナースによる異動者における支援体制

異動者が新しい部署で求められる看護ができ、キャリアアップが図れるようにサポートナースを中心に支援を行う。

勤務環境

7対1
看護体制

一般病棟の看護師の配置は厚生労働省が定める最も手厚い看護基準を採用。さらに当院の医療提供体制にあわせ、7対1の看護体制の基準を上回る余裕のある看護師の配置です。

2交代制

「休みがとりやすい」「夜から朝までの看護師が同じで、患者さんが安心する」などの利点があります。早出・遅出を組合せ、業務が集中する時間に手厚い配置を行い安全管理に努めています。

固定ナーシング
チーム

1病棟を3〜4チームに分け、リーダーのもと、チームで継続性のある看護を実践しています。年間のチーム目標を立て、その達成に向けスタッフも成長しています。

産休・育休

年間30人程度が産休・育休制度を利用しています。産休の対象となる105日間は有給であることが当院の特徴です。

リフレッシュ休暇

心身の健康・福祉の推進、家族等への慰労、自己啓発の場の提供など、職員の生活の充実を目的とした連続休暇の取得が可能です。また永年勤続者には勤続慰労休暇が与えられます。

短時間
勤務制度

育休明けのスムーズな職場復帰を支援するため短時間勤務制度を導入しています。

小倉記念病院 専門・認定看護師

専門・認定看護師数の推移

過去の看護師活動の紹介

CNS,CN地域セミナー参加件数