放射線技師
Radiology Technologist
■小倉記念病院で乗り越えた壁
大学院での研究が役に立つ日を夢見る
小倉記念病院での勤務を始めて4年程の時期でしょうか、働くことの意味について考えたことがありました。毎日同じ業務を同じようにこなし、どことなく停滞感を感じていました。何か新しいことに取り組みたい!と考えた結果、大学院で血流動態の研究を行うことに決めました。血流動態は動脈硬化性疾患とつながりがあると言われています。働きながら大学院で研究することは、時間の制限など非常に多くの問題を抱えていました。しかし放射線技師部の部長や多くの同僚の大変な理解と協力のおかげで無事に修士課程を修了することができ、現在は博士課程で研究を進めています。私の研究がいつか循環器、脳神経領域で役に立つ日が来ることを夢見ています。
■小倉記念病院を志望した理由
全ての領域で高い水準の知識と経験を必要とされる
地元である九州で就職を探していた際に、血管内治療で非常に高名な医師のいる小倉記念病院で自分の放射線技師としてのスキルを磨きたいと思ったことがきっかけです。血管内治療は循環器領域の急性冠症候群をはじめとした超急性期医療において非常に重要な分野です。そしてその治療にあたっては患者の全身状態、ストラテジー、われわれの専門分野である放射線画像診断、チームとしての機能など、全ての領域で高い水準の知識と経験を必要とします。そしてそれはどの病院でも経験できるということではありません。当時の私は小倉記念病院という世界的にも有名な医療施設に身を置いて、常に急性期医療の第一線で働いてみたいと強く思っていました。現在はその思いが叶い、日々の診療業務に取り組んでいます。
放射線技師の1日






