看護師特定行為研修
Nurse Specific Behavior Training
特定行為研修の概要
当院における特定行為研修の特徴
- 急性期から地域まで活かせる教育設計 & 丁寧なサポート
専任の特定行為指導者、専門・認定看護師、医師が連携し、一人ひとりに寄り添って指導します。 - 働きながら学べる受講環境
eラーニングを活用して、ゆとりを持った講義スケジュールを整備しています。 - 他施設交流と新しい視点
他の受講者や当院スタッフとの交流で臨床判断の幅が広がります。
研修カリキュラム・コース
研修期間:12ヶ月間(10月〜翌年9月)
場所:講義(eラーニング)、演習(小倉記念病院)、臨地実習(所属施設)
コース体系:
| コース | 特定行為区分 |
|---|---|
| 基本 | 共通科目+栄養・水分管理に係る薬剤投与 |
| 選択 (右側の「領域別パッケージ」や「区分別科目」から自由に選択が可能) |
領域別パッケージ ・救急領域 ・術中麻酔管理領域 |
| 区分別科目 ・呼吸器(気道確保に係るもの)関連 ・呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連 ・動脈血液ガス分析関連 ・循環動態に係る薬剤投与関連 ・術後疼痛管理関連 ・栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カテーテル管理)関連 ・栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連 |
区分別科目の選択例はこちらをご覧ください。
募集定員:定員10名(栄養に係るカテーテル管理関連は、それぞれ5名程度)
研修中では特定行為研修の受講だけに限らず、当院が準備した特別プログラムに参加することが可能です。詳しくは【受講を検討中の方へ】にある「特別プログラム」をご覧ください。
募集要項
2026年度 特定行為研修 受講者募集
2026年度の受講生募集についてご案内いたします。
詳細については以下の募集要項をご確認ください。
受講申し込みの方は関係書類を準備し、期日までにお申し込みください。
募集要項はこちらからダウンロードください。
出願手続き
受講申請書類一式
申請に必要な書類を下記からダウンロードしてご準備ください。
記載例は受講申請書類記載例をご覧ください。
| NO | 提出書類 |
|---|---|
| 様式1 | [WORD]受講願書 |
| 様式2 | [WORD]履歴書 |
| 様式3 | [WORD]志願理由書 |
| 様式4 | [WORD]推薦書 |
| 様式5 | [WORD]実習施設情報 |
| 様式6 | [WORD]履修免除申請書 |
| 指定 | [WORD]受験票・写真票 |
| 指定 | [WORD]領収書貼付台紙 |
提出書類
受講申請書類一式は表に「特定行為研修受講申請書類在中」と朱書をして、「簡易書留」もしくは「レターパックライト」で送付するか、または直接持参してください。
提出された書類は返却いたしませんので、あらかじめご了承ください。
出願期間
2026年5月15日(金)~6月15日(月)17時必着
受講審査
日時:2026年7月2日(木)13時開始
方法:小論文・面接
場所:小倉記念病院 4階
合否発表
日時:2026年7月21日(火)
合否の選考結果は本人宛に通知文書で郵送いたします。
よくある質問(Q&A)
- Q1. 特定行為研修を受けるのが初めてで、勉強についていけるか不安です。
- A. ご安心ください。当院では「専任の特定行為指導者」に加え、各領域のスペシャリストである専門・認定看護師や医師が連携し、受講生一人ひとりの習熟度に合わせて丁寧にサポートします。経験豊富な指導者が、あなたの「わからない」にしっかりと寄り添います。
- Q2. フルタイムで働きながら受講することは可能ですか?
- A. はい、可能です。講義の多くはeラーニングを採用しており、自宅や職場など場所を選ばず学習できます。また、演習や実習のスケジュールもゆとりを持って設計しており、仕事と学習を両立しやすい運営体制を整えています。
- Q3. 自分の業務に必要な科目だけを選択して受講できますか?
- A. はい、選択可能です。必須となる「基本コース(共通科目+栄養・水分管理に係る薬剤投与)」に加え、ご自身の専門領域に合わせて科目を選択できます。例えば、「救急領域」といった領域別パッケージ研修に加えて「循環薬剤関連」の区分別科目を追加するなど、全9種類の中から自由に選択することができます。
※選択には時間数による制限がありますので、詳細は「募集要項」をご確認ください。 - Q4. 受講要件を教えてください。
- A. 臨床経験5年以上の看護師であれば応募可能です。急性期病院だけでなく、地域の病院や施設で勤務されている方も広く募集しています。
- Q5. 所属施設での実習は可能ですか?
- A. はい。臨地実習は原則として受講生の所属施設で行っていただきます。
- Q6. 特定行為研修はどこで受けても同じですか?
- A. 研修施設毎に受講できる特定行為区分が異なります。希望する特定行為が、研修施設のカリキュラムにあるかどうか確認してください。なお、当院では特定行為研修とは別に希望者に対して、当院にしか経験できない「特別プログラム」をご用意しています。詳細は【受講を検討中の方へ】のページをご覧ください。
お問い合わせ・書類提出先
〒802-8555 福岡県北九州市小倉北区浅野3丁目2-1
小倉記念病院 総務課 看護師特定行為研修担当
TEL:093-511-2000
Mail:soumuka@kokurakinen.or.jp
(件名:特定行為研修 を始めにいれてください)
受講を検討中の方へ
希望者限定プログラム
テキストだけでは学べない「判断の瞬間」がある! 急性期医療の最前線を肌で感じる「特別見学プログラム」
特定行為研修を受講される皆様の中には、急性期病院以外の施設で活躍されている方も多くいらっしゃいます。「高度急性期の現場を見てみたいけれど、機会がない」「教科書で学んだ病態生理が、実際の生体反応としてどう現れるのか知りたい」そんな声にお応えするために、小倉記念病院では希望者を対象とした「特別見学プログラム」をご用意しました。
当院は、日本有数の症例数を誇る心臓血管外科手術をはじめ、高度な救急・集中治療を行っています。このプログラムでは、手術室やICUという緊張感あふれる現場に入り、医師や看護師がどのように生体情報を読み取り、次の一手を判断しているのかを間近で観察します。
「なぜ、このタイミングで薬剤を使うのか?」「モニターの数値が変わる前に、何を見て予測したのか?」 その「現場のリアリティ」を肌で感じることは、皆様がそれぞれの現場に戻った際、より深く、鋭い臨床判断を行うための大きな財産となるはずです。
プログラム内容(予定)
心臓血管外科手術見学
~手術に伴う生体反応の変化を的確に捉え、安全に実施できるための術中管理~
当院の心臓血管外科手術は、国内トップクラスの実績を持ちます。この見学では、実際の手術室に入室し、以下のポイントを中心に見学します。
- 手術侵襲と生体反応:メスが入る瞬間、人工心肺が回る瞬間など、侵襲に対してリアルタイムに起こる生体反応について学びます。
- 手術看護の実際:手術中の直接・間接介助に加え、膨大な情報から変化を読み取り、麻酔科医へ的確に報告・連携する看護師の役割を見学します。
- チーム医療の連携:医師、看護師、臨床工学技士による巧みな連携や、安全管理の視点等を学びます。
集中治療室(ICU)見学
~「生命の危機」を回避し、回復へと導くフィジカルアセスメント~
術後や重症患者が入室するICUは、まさにクリティカルケアの最前線です。ここでは、特定行為の実践に直結する観察力を養います。
- 重症患者管理とモニタリング:人工呼吸器や補助循環装置装着下の患者に対して、フィジカルイグザミネーションやモニタリングのデータを統合して、全身状態をアセスメントするプロセスを学びます。
- 早期回復支援:鎮痛・鎮静、栄養、薬剤等の管理から早期離床に向けたリハビリテーションまで、多職種が連携して行う回復支援の実際を見学します。
院内RRS(迅速対応システム)見学
~「急変させない」ための、予兆の気づきと介入プロセス~
患者の急変を未然に防ぐRRS(Rapid Response System)は、患者安全の要です。
- 重症化回避の対応プロセス:「なんとなくおかしい(Killer Symptom)」を早期に察知し、急変に至る前に行うアセスメントと初期対応の流れを学びます。
- RRT(Rapid Response Team)の役割:RRTが現場の看護師をどのようにサポートして患者を安定化させるのか、患者の評価・対応の実際や多職種との連携、コミュニケーション等を見学します。
参加を迷っている方へ
「自分の現場とは違うから」と思っていませんか?
急性期医療の現場で起きている「生体反応」は、どの領域の患者さんにも共通するものです。極限の状態を知ることで、在宅や慢性期病棟における「急変の予兆」への感度も確実に高まります。小倉記念病院だからこそ提供できるこの特別なフィールドワークを、ぜひあなたの臨床実践能力の向上にお役立てください。
※本プログラムは希望者のみの実施です。参加希望については、研修開始後に担当者へご相談いただけます。
受講生の声
当院では、2025年10月から第1期生が特定行為研修を受講しています。その受講生から、特定行為研修を受講した動機や研修中の様子についてお聞きいたしました。
小倉記念病院 徳田幸治さん
受講区分:救急領域パッケージ
特定行為研修を受講した動機
一般病棟で患者さんの変化を見逃さないよう、日々看護に取り組んできました。その中で、ICUにおいて多様な病態や急変対応を経験したことは、現在の看護実践にも大きく役立っています。
特定行為研修(救急領域)を通じて、迅速かつ的確に判断・行動できる知識と実践力を身につけたいと考え、受講を決めました。急性期から一般病棟まで幅広い場面で、命と生活を守る看護の質をさらに高めていきたいと思っています。
研修中の様子
現在は共通科目を中心に、病態生理や薬理学などの基礎を学んでいます。内容は多く、難しさを感じる場面もありますが、演習では経験豊富な講師に質問したり、他の受講者と協力したりしながら、前向きに学習を進めています。
膨大な学習量ではありますが、特定行為を安全に実施するために欠かせない重要なプロセスであると実感しています。
これから研修を受講される皆さんへ
新しい知識や技術を身につけることは決して容易ではありませんが、一歩ずつ着実に取り組むことで、確実に力になっていきます。
仲間と支え合い、講師からのサポートも積極的に活用しながら、ぜひ前向きにチャレンジしてほしいと思います。
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