看護師特定行為研修
Nurse Specific Behavior Training
2026年度、地域の皆様へ門戸開放。特定行為があなたの看護をもう一歩先へと導く!
医療の高度化や在宅移行が進む今、私たち看護師には急性期から地域医療まであらゆる場面において、より自律的で迅速な判断が求められています。
小倉記念病院では、2026年度より地域の看護師の皆様にも特定行為研修の門戸を開くことになりました。当院の研修の最大の特長は、高度急性期病院として長年培ってきた教育ノウハウを基盤とした「現場で"使える"実践力」の習得です。
「難しそう」「働きながら続けられるか不安」と感じている方もご安心ください。当院では、専任の特定行為指導者をはじめ、専門・認定看護師、医師がチームとなり、受講者一人ひとりに寄り添った手厚い指導を行います。講義はeラーニングを活用し、ゆとりあるスケジュールで働きながらでも無理なく学べる環境を整備しています。
新しい学びが、新しいケアをつくります。患者さんの未来を支える力を、ここ小倉記念病院で一緒に磨いていきましょう。
特定行為とは
特定行為とは、診療の補助でありながら手順書に基づき、看護師自身の判断で実施できる38項目の医行為のことです。これまでの看護では、患者さんの状態変化に気づいても医師に報告し、具体的な指示を待たなければ処置ができない場面が多くありました。しかし、特定行為研修を修了した看護師は、あらかじめ定められた手順書を活用することで、医師の到着を待つことなくタイムリーに処置(特定行為)を行うことができます。
これは単なる「業務の代行」ではありません。在宅医療から高度急性期医療まで、医師が不在の場面や緊急時において、患者さんに必要な医療を途切れさせず、苦痛の緩和や早期回復につなげるための重要な役割です。2015年に法制化され、専門的な知識と技術を持った看護師としてチーム医療のキーパーソンとなることが期待されています。
特定行為研修によって得られるもの
「特定行為研修」と聞くと、難しい手技(カテーテル管理や人工呼吸器の設定変更など)を覚えることが目的だと思われがちです。しかし、この研修で得られる最大の財産は、手技そのものだけではなく、その背景にある高度かつ専門的な知識及び実践的な理解力・判断力の向上にあります。
研修では、解剖生理学や病態生理学、臨床薬理学などを医師レベルの視点で体系的に学び直します。「なぜ、この症状が出ているのか」「なぜ、この薬剤が必要なのか」。身体のメカニズムを深く理解することで、医師と「共通言語」でディスカッションできるようになり、根拠に基づいた自信のある看護実践が可能になります。また、フィジカルアセスメントや臨床推論力の向上が、急変予兆の早期発見にも直結します。
資格取得はゴールではありません。研修を通じて得た「診る力」と「考える力」は、あなたのこれからの看護師人生において活動の場を広げ、周囲からの信頼をより強固なものにする一生モノのスキルとなるはずです。
特定行為研修の理念
特定行為研修では、看護師が特定行為の実施にあたって高度かつ専門的な知識・技術を習得・向上させることができます。特定行為研修修了後は、医師の業務負担軽減や地域医療の看護の質向上、また高度かつ専門的な医行為を安心・安全に提供できることが期待できます。特定行為研修を通じて、特定行為を実践する看護師としての社会的責任と役割を自覚し、新たな医療の発展に寄与することのできる人材を育成いたします。


