初期臨床研修医

Junior Resident

【指導医】

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救急部主任部長
中島 研

1医師が果たす社会的意義

役割を果たす使命感

他の専門職と同様に、医師という職業は不断の努力と経験の積み重ねが必要です。
現代の医療は、医療従事者の自己犠牲の上に成り立っていると言われることもありますが、人の命に関わる職業である以上はその役割を果たす使命感が必要です。しかし、現代の高度医療は医師・看護師などの力だけでは実践できません。我々医療従事者だけでなく、患者さんやご家族、さらに地域の協力・連携体制が必要です。
専門の知識・技術の研鑽・修得を怠らず、関係者間の連携を図りながら患者さんやご家族にとって望ましい医療を行うことが、医師の使命です。

2自身の修練医時代

仕事を任されていくことへの喜び

大学卒業後は尊敬する教授がいる麻酔科へ入局しました。 入局当時は医局制度全盛の時代で、教授はもちろん、一年でも上の先輩の言うことには絶対服従の時代(体育会系)です。少しでも多く経験を積み、指導して貰うために、病院で寝泊りする毎日でした。もちろん、最初は先輩と同じようにはできませんが、少しずつですが認められて仕事を任されていくことに喜びを感じていました。
若い頃にコツコツと積み重ねてきた経験が、今の診療の基礎になっていると思います。

3初期研修医へのメッセージ

当院の特長を生かした有益な2年間

当院は心臓血管系・脳血管障害の疾患・救急症例が占める割合が多い病院ですが、その他の診療科でも各科の専門医が高度な診療を行っています。高齢化社会となり、心・血管・脳の治療やそれらの合併症を持つ患者さんの診療は必要不可欠です。
当院の特長を生かした初期臨床研修により、後期研修やその後の進路に有益な2年間となるものと考えております。