|
小倉記念病院は、大正5年に大正天皇の即位を“記念”して名づけられた私立の病院で、昭和23年に朝日厚生文化事業団が厚生省より経営を委託された社会保険病院です。
平成16年4月には、社会保険病院という名称はそのままに、経営母体であった朝日新聞厚生文化事業団から新しい受け皿の組織として、財団法人「平成紫川会」を立ち上げました。
|
当院は、私が、昭和49年2月1日着任して以来、循環器専門医として30年に渡り勤務している思い入れの深い病院でもあります。昭和49年の夏より冠動脈造影を始め、バイパス手術も確立し、昭和54年4月には心臓病センターを開設、昭和59年4月には、心臓病センターを増床するまでになり、次第に、循環器科及び心臓血管外科はこの地に認められ、開業医の先生方の暖かいご支援により、連携が取れるまでになりました。これも一重に、近隣の先生方をはじめとする地域の皆様方のおかげだと感謝しております。
高度経済成長以降、少子高齢化社会の到来、疾病構造の変化などを背景に、病院経営は厳しさを増すばかりですが、最善の医療を住み慣れた地域で受けたいという気持は変わるはずがありません。
そこで、平成17年4月に地域医療支援病院を取得し、救急医療と高度医療を中心に地域医療に貢献する努力を続ける一方で、私は以下の経営理念と経営方針・経営手法で小倉記念病院を運営しています。
|
| ■ |
経営理念…「3つの幸せ」 |
| |
職員が安心して働ける環境をつくること、職員の満足を高めることが、患者さんやご家族、地域の先生方への貢献に繋がり、最終的には、地域医療への貢献につながると考えています。そこで私は「患者さん」「地域」「職員」の幸せを追求する「3つの幸せ」を理念として掲げました。今後、医療情勢がいかに変化しようともこの姿勢が揺らぐことは決してありません。 |
| ■ |
病院経営の基本的考え方(経営方針)…「地域完結型医療」 |
| |
小倉記念病院は、地域完結型医療を展開しており、そのために医療連携を最重要視しています。患者さんが良くなれば、近隣医療機関(かかりつけ医)で診てもらい、急変すれば、すぐに対応することを方針としています。また、当院は超急性期病院であるため、救急患者さんは即座に対応しますが、ある程度軽快しても自宅退院できない患者さんは、近隣の連携病院へご紹介させて頂いています。また、連携病院へは、当院の医師が週1回以上、その連携病院へ顔をだすようにしています。 |
| ■ |
経営手法…「3Sの実行」 |
| |
私が医療を実践するにあたり、3Sを信条としてまいりました。3Sは「Simple」「Speedy」「Safety」の頭文字をとったものですが、この3つのフレームで対応することが、最善の医療を提供することであると考えます。また、病院経営も時代とともに変化していきます。選択と集中を行い、新しい治療方法を迅速に取り入れ、かつ、安全の質を担保していくなど、3つの判断基準で取り組んでいくことが大切だと考えます。 |
| 現在もこれからも、地域の人々が安心して生活し、そして働く職員も幸せになることが、私の願いでもあり、この長い歴史を歩んできた小倉記念病院の存在意義だと考えます。
|
|